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新しい注射済証 
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同じ愛媛県下でも松山市などでは既に去年辺りから、この手の可愛いタイプに変わっていたようでしたが、
今年度から、この今治市もやっと、狂犬病予防注射済証が新しく可愛いモノに変わりました。大きさも一回り小さくなっています。

同時に登録の犬鑑札も可愛く刷新された模様。今は生涯1回だけになったけど、思えば、昔(平成6年度迄)はこの登録も毎年毎年更新料を取られていたんですヨネー。


日本では、もう50年以上狂犬病の発症例はありませんが、狂犬病はひとたび発症するとその死亡率はほぼ100%で、世界中では毎年未だ約5万人もの死者を出しています(内インド30000人・中国3000人)。“最も致死率が高い病気”として、エイズと共にギネスにも登録されているようです。

関東大震災(1923年)のあった頃には、まだまだ狂犬病で命を落とす人がこの日本でも多かったみたいですが、1950年の狂犬病予防法施行による飼い犬の登録とワクチン接種の義務化もあって、昭和32年以降、日本においては狂犬病は発見されておりません。つまり、もう50年以上も狂犬病の発症例がないわけで、こと狂犬病に関しては、この日本はもう立派な撲滅国といえるのではないかという声も昨今高いです。

狂犬病予防法という60年以上も前の法の名の下に、私たちは只わけもわからず毎年愛犬たちに予防注射を打っておりますが、オーストラリラやニュージーランドでは反対に愛犬たちの健康を守るためとして狂犬病の予防注射は法律で禁止しているそうです。わが国と同じく狂犬病が根絶しているとみられている他のイギリス、オランダ、スイス、アイルランドおよび、北欧諸国等でも既に廃止しています。狂犬病が蔓延しているのらともかく、もう55年間一例もないのですから、せめてアメリカ並み位、3年に一度とか5年に一度と減らしてみるのも手ではないかと思うのですが、県の畜産関係のOBが沢山天下りして出来ているらしき獣医師会、なかなか既得権益は手放せないようです。

毎年予防注射のたびに、鬼丸の凶暴さに拍車がかかってゆくようで、狂犬病よりもむしろそちらの方が怖いのですが・・・・・・



厚生労働省が行った2007年度の調査によると、我が国における狂犬病予防注射の接種率は75%を超しており、流行を防ぐために必要とされるWHOガイドラインの70%をなんとか上回っていますが、同年のペットフード工業会の全国調査によると犬の飼育頭数自体約1,252万2,000頭と厚生労働省のもの(674万頭)より倍近くあり、これから割り出される未登録犬も含めた予防注射実施率はなんと40%にも満たないものだったらしい。未登録のペット犬や野良犬を計算に入れないで、登録犬だけで試算して一体何の意味があるのだろう。何につけても政府の作ったデータはお粗末ですなー、考えられんワ!

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